2023年2月9日

カテゴリー:

成果を出す考え方


管理会計の目的=ポジティブな心理的影響を与えること

365日ブログ 

2,019日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です 



今日は税理士仲間と早朝勉強会



テキストはこのスタンダード管理会計という本を使っています

会計士試験には管理会計という試験科目があります



試験から離れて久しく時間が経ってしまいましたが、

あれから実践の場で自分なりに様々な経験、知識、技術を習得してきました



そして再びインプットの場に戻ってきて

久しぶりにふれてみた感想としては、

めちゃくちゃ楽しかったですね



十数年前の試験を受験したときには、

実務経験は無く単なる学生で机上の勉強でした



何より最大の目的は試験をパスすること



楽しんでいる余裕もなかったですね



今回は単なる座学だけでなく、

実践に落とし込んでいくことが最大の目的です



何より様々なシチュエーションの実務を経験したあとだと、

読み物の世界ががらっと変わって見えました



本の中の管理会計の定義ですが、



「管理会計とは、経営活動のさまざまな局面で、

経営管理者が要求する各種の情報を提供し、

また当該情報の作成と伝達のプロセスを通じて

彼らの行動に心理的な影響を与えることによって、

経営目的の実現を支援するシステムである。」



このように定義づけされています



もともと管理会計は財務会計と違って、

著者や学者、あるいは経営管理者の考えが色濃く反映されます



この定義も著者の考え方ではありますが、

この定義の中で痺れた部分があって、



心理的な影響を与える



まさに我々が価値提供できるのは

ここの部分なんですよね



例えば、決算書や申告書は

ルールに沿って作成を要求されます



ですがその決算書だけをもって

将来の意思決定をすることは難しい場面があります



例えば何か新しい新規事業を始める時



その情報は決算書には記載されていません



決算書は過去の情報の集合体ですから、

これから始まることは含まれてません



ですが管理会計には今の情報を整理して、

未来の選択肢を作ることができます



新規事業を行っていいかどうかわからない・・・



このような悩みを持っていた経営者に、

投資計画をまとめ上げ数字を見える化できれば、



「安心してGOできるよね」



と実行の後押しを支援できたり、

あるいは逆に



「今は現実的ではないから見送ろう」



とブレーキをかけることもできます



つまりポジティブな心理的影響を与えることができます



これらをまとめることができるのも我々の貴重な役割です



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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