2025年12月29日
カテゴリー:
固定費の見直し|サブスク整理術とコスト削減の実践
365日ブログ
3,073日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です。
年末に向けて、サブスク関係の洗い出しと不要なサービスの見直しをしていました。
中小企業にとって、固定費の見直しは資金繰り改善の第一歩です。
特にサブスクリプションサービスは、気づかないうちに複数契約してしまい、月々の固定費が膨らみがちです。
今回は、サブスク整理術とコスト削減の実践方法を、手順に沿ってまとめます。

1. まずは「全件洗い出し」から
最初にやることはシンプルです。
契約しているサブスクをすべて把握しましょう。
・クレジットカード明細を確認する- ・月次・年次の定期課金をリスト化する
- ・会計ソフト/クラウドストレージ/営業ツール/広告/チャットツール等を漏れなく拾う
2. 次に「使っているか」を3か月で判定
洗い出したら、各サービスの使用状況を確認します。おすすめは過去3か月の利用実績で判断することです。
チェックするポイントはこの3つです。
- ・使っていない
- ・重複している
- ・代替可能
特に注意したいのは、無料トライアル終了後に自動課金へ移行しているサービスです。
気づかないまま課金が続いているケースは本当に多いです。
3. 見直しの優先順位はこの順番
いきなり細かく検討し始めると迷うため、
下記の優先順位で決めましょう。
1.使用頻度が低いサービス- 2.機能が重複しているサービス
- 3.より安価な代替サービスがあるもの
解約前には、契約期間・更新日・解約手数料の有無を確認し、損のないタイミングで手続きを進めましょう。
4. 「一度きり」にしないのが最大のコツ
固定費の見直しは、一度やって終わりではありません。
四半期ごと、または年1回の定期点検にすると効果が継続します。
年末年始は、来年度の予算計画とセットで固定費を点検できる、ベストなタイミングです。
固定費を軽くすると、資金繰りも意思決定も一気にラクになります。
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄





