2025年10月3日
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「問題は発生したのと同じ次元では解決できない」

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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です。
「問題は発生したのと同じ次元では解決できない」
これは物理学者アルベルト・アインシュタインの有名な言葉です。

一見すると抽象的ですが、私たちの日常やビジネスに置き換えて考えると、とても現実的なヒントを与えてくれます。
言葉の意味
この言葉が示すのは、問題が起きたとき、同じ考え方・同じ枠組みのままでは解決に至らないということです。
・同じ思考の繰り返し → 同じ結果しか生まれない- ・新しい視点・発想 → はじめて解決策に近づける
つまり、「次元を変える」ことが必要なのです。
ビジネスへの応用
経営や仕事の現場では、よくこんな場面があります。
・売上が伸びないから、値下げして顧客を集めようとする- ・業務が忙しいから、人を増やして対応しようとする
しかし、これらは多くの場合「同じ次元での解決」です。
真の解決につながるのは、
・値下げではなく、新しい商品ラインや顧客層の開拓- ・人員補充ではなく、仕組み化やIT導入による効率化
といった“別の次元”からのアプローチです。
個人の成長にも当てはまる
これはビジネスだけでなく、私たち個人にも当てはまります。
たとえば、試験勉強で点数が伸び悩むとき、同じ勉強法を繰り返しても効果は薄いでしょう。
学び方そのものを変える、勉強環境を変える、先生や仲間に相談する――次元を変える工夫が必要です。
まとめ
アインシュタインの言葉は、単なる名言ではなく、私たちの生き方や経営判断に直結する示唆を与えてくれます。
「問題は発生したのと同じ次元では解決できない」
いま抱えている課題を、少し上の視点・違う枠組みから眺め直してみる。
そこにこそ、解決の糸口があるのではないでしょうか。
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄