2025年6月26日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


MBOのメリット・デメリット

365日ブログ 

2,887日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



ニュースで、

MBO(マネジメント・バイアウト)の言葉が耳に入ってきました



いわゆる上場会社などで、

会社の経営陣が、株主から自社の株式や事業部門を買い取り、

経営権を取得するM&Aの手法の一つです


主な目的:

  • 経営の自由度向上: 上場企業の場合、株主の意向に左右されず、長期的な視点に立った迅速な意思決定が可能になります。
  • 事業承継: 後継者不在の中小企業などで、現経営陣が事業を引き継ぐために利用されることがあります。
  • 親会社からの一部門の独立: 親会社の戦略に合わなくなった事業部門を、その部門の経営陣が買い取って独立する際に活用されます。
  • 敵対的買収の防衛策: 他社からの敵対的な買収を防ぐために、MBOによって株式を非公開化することがあります。


メリット:

  • 迅速な意思決定: 経営の自由度が高まり、スピーディーな経営判断が可能になります。
  • 経営の継続性: 既存の経営陣が経営を続けるため、従業員や取引先からの理解を得やすく、事業の継続性が保たれます。
  • 企業秘密の保持: 上場廃止により、情報開示義務がなくなるため、企業秘密を保持しやすくなります。


デメリット:

  • 既存株主との対立: 経営陣は安く株式を買いたい一方、既存株主は高く売りたいと考えるため、価格交渉が難航する可能性があります。
  • 資金調達の課題: 株式の買い取りには多額の資金が必要となり、金融機関からの融資や支援が必要になります。
  • 経営の閉鎖性: 外部からの監視が弱まることで、経営が独善的になったり、経営改革が進みにくくなったりするリスクがあります。



一番は、やはり経営の自由度だと捉えています



そしてそれは、

所有と経営が一致している

中小企業の最大のメリットでもあります



これだけ変化が激しい時代だと、

その都度ベストな対応への判断が最重要だと捉えています

(もちろん長期的な視点も大切ですが)



機動力と柔軟さを磨いていきたいと思います



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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