2023年9月5日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


過度な売上目標は現場が疲弊する

365日ブログ 

2,227日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です 



先日がとある方の相談に乗っていて、

トップの売上目標がきついとおっしゃっていました

今話題の中古車販売のB社も、

給料を維持するならさらなる追加の売上目標として

500万が必要だと考えているという記事を見ました



経営者の考えている売上目標は、

固定費や借入金、将来の出店計画等々を踏まえて考えています



そのため理論上はこの売上目標、という考えですが、

この理論上の売上目標を現場サイドが達成できるかどうかは別問題です



自社は労働集約型のビジネスモデルのため、

限られた時間の中で行えることは限界があります



また全てがスムーズにいくわけではなく、

突発的な対応等、臨時の業務の対応は必ず必要になってきます



理論上の業務量を100とすると、

現実的なキャパはその7割~8割程度になる感覚があります



その現実的なキャパを超えてもなお売上目標を要求すると、

現場は疲弊し結果退職を繰り返す労働環境を作ってしまいます



絶対達成しなければいけない売上目標なら、

方法論に落とし込んで具体的な手順まで示す、

そこまではトップの責任になります



今の時代とにかく人手不足ですから、

弊社はそのような体質は避けたいと考えて、

日々コントロールするようにしています



人手不足で採用も難しければ、

まずは今在籍してもらっているスタッフを大切にする



サービスを提供するのは人ですから、

良いサービスを提供するためには

内部体制から整えていくことが大切だと考えています



もちろん売上目標も

人件費等を含めて支払っていく原資



会社として存続して成長するためにも大切です



全体のバランスが大切だと実感します



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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