2023年2月10日

カテゴリー:

成果を出す考え方


経営者の役に立つ会計かどうか→有用性

365日ブログ 

2,020日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



昨日の管理会計の書籍の続き


書籍の中で、



有用性



という言葉出ていました



有用性とはつまり使えるかどうか



逆にいえば使える、

役に立つのであれば自由に使っていいということです



通常の財務会計(税務申告書を作るための会計)であれば、

100人が100通りのルールで決算書を作れば

利益も税金の計算もバラバラになってしまい

大変なことになってしまいます



だからちゃんとした基準や法律があって、

誰が作っても同じような結果になるように設計されています



管理会計は真逆で意思決定に使えるかが全てです



だから意思決定に使えるんであれば自由にカスタマイズしてOK



例えば変動費と固定費という概念があります



変動費は使ったら使った分だけ金額が変動します



固定費はその名の通り金額が変わらず固定です



では「水道光熱費」は変動費でしょうか?



蛇口を出しっぱなしにすれば水道代は変動します



あるいは電気代もつけっぱなしだと変動します



書籍によっては変動費と記載されている場合が多いと思います



僕も受験時代はそうだった気がしています



ところがとある書籍によっては、

年間で見れば多少の変動はあれど重要ではないから

「固定費」と考えてよいと解説している書籍もあります



そうです、正解はどっちでもいいんです



あくまで使う側がどう考えるか、

使えるかが重要なのです



「会計が難しい」

「決算書は役に立たない」



たしかにそれは一理あるかもしれませんが、

そこから「使える会計」に変えることはできるのです



有用性があるかどうかが大切です



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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