2017年8月15日
カテゴリー:
銀行への利息に対する2つの考え方
365日ブログ
15日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
昨日は融資の考え方を書きました
今日は少し具体度を上げて
借りたときの利息について書きたいと思います
1. 元金と利息について
数字をすごいシンプルにします
例えば僕が、
銀行から100円を借ります
1年後に借りた100円と利息10円の
合計110円を銀行に支払います
100円を借りて
1年後に110年を支払います
100円は元金
10円は利息です
100円は元々銀行が
持っていた100円を
返しただけなので経費ではありません
一方で利息は僕が追加で
負担するコストなので経費になります
2. 利息の考え方
この利息に対する、
2つの考え方です
銀行から借りた以上は
この利息は必ず支払います
この利息が、
銀行の儲けになりますからね。
この追加で支払う利息を
『もったいない』とマイナスのようにだけ
考えるのはもったいないと思うんです
(日本語がおかしいですね💦)
というのも、
通常だと運転資金は短期で
3 年から5年の返済期間
設備資金は
10年から15年の返済期間
このように返済をしていくのが一般的です
いずれにせよ
銀行と長期間に渡って
お付き合いをしていくわけです
この利息について
僕は交際費と保険料という
プラスの考えをおススメしています
3. 利息は交際費
みなさんは交際費というと
一般的には取引先の方の接待や贈答を
思い浮かべるかもしれません
今の関係の維持や
より良い関係を作るために
コミュニケーションを
とっているわけですよね
僕は銀行の利息は
これに近いと考えています
銀行のバックエンド商品の融資を購入することで
銀行との関係性構築や
お客様のご紹介などプラスの効果が期待できます
特に関係性構築は
本当に大きいと思います
本気で資金繰りがピンチになったときに
『今すぐ借りたい!』
と思っても初回の取引は
すぐには貸してくれませんからね
4. 利息は保険料
もう1つは保険料という考え方も持っています
みなさんは生命保険は加入していますか?
定期的な掛金を支払うことで
万が一大きな病気になったときに
入院代や手術代の保障を受ける権利があるから
安心して生活ができるわけですよね
利息もこれに近いと考えています
会社を始めたものの
残念ながら倒産をしてしまうときもあります
倒産は通帳の残高が0だから
倒産してしまうわけです
この通帳の手持ちキャッシュを
維持するための費用
つまり安心感を買っている
という見方もできます
5. まとめ
同じ事象でも
着眼点によって
全然変わってきますね
いずれにせよ支払うなら、
多少でも前向きな考え方を取り入れてみませんか?
利息に対して
今までとは違った着眼点を
持っていただけると幸いです
本日もお忙しい中お読みいただき、
ありがとうございました
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄