2020年9月23日

カテゴリー:

融資&創業融資


グループ会社間の資金の貸し借りは止めましょう

365日ブログ

1150日目 


短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です



グループ会社間を複数運営している会社で、

資金繰りがあまり良くない会社で

注意しなければいけない取引があります



それは、



貸付



です



例えばA社を先にスタートをして

B社を追加で設立した場合



A社が好調だったとしても、

B社はスタート初期は資金繰りが厳しかったりします



そのときに、



「A社の資金をB社の諸経費の支払のために使おう」



そこでA社の口座からB社の口座に資金移動をします



実際自分で運営していると、

A社もB社も似たような感覚になるかもしれませんが、

このような場合にはA社からB社への

貸付金として決算書に計上されます



なぜこの貸付金がまずいのか、

下記の記事をご参照ください

もちろんグループ会社だけでなく、

経営者や従業員の貸付金も基本は避けるべきです



この貸付金は銀行や税務署から

見てもまずい状態なんですね



銀行から見れば、

迂回融資又貸しのような行為になるため

融資に対して支援が得られなく可能性もあります



会計としては貸付金に対して

金利を計上しなければいけないため、

所得が上がるため納税負担が増えます



仮に計上していなければ、

税務調査等があった際に指摘を受ける可能性があります



特に悲惨なのは、

好調だったA社も不調になったり、

B社が好転せずにA社の資金が回収できない場合です



A社・B社の両方で資金繰りが悪くなってしまう



こういったことは避けなければいけません



このようなグループを複数運営していく場合には

グループ会社間の貸し借りは止めましょう



設立したB社はB社で正攻法で

民間の銀行等から資金調達を考えるべきです



もし今現在貸し借りをやっている会社や、

できるだけ早めにきれいに精算をしてしまうこと



会社単体で資金繰りの正常化を図っていきましょう



短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄



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