2019年7月13日
カテゴリー:
又貸しはダメ、ゼッタイ
365日ブログ
712日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
たまにこういった質問を受けることがあります
例えば、
A社が数年経過して順調に事業を拡大していく中で
B社を別事業と営む会社として立ち上げました
異なる目的の2社を運営している
こういった場合もありますよね
ところが、
立ち上げたB社はまだ売上が立つか先行きがわからない一方で
固定費として必ず出ていくお金がある
つまり立ち上げ当初の資金繰りが厳しい
そのため2社運営している社長は
こう考えることがあります
A社からB社に一時的に資金を貸しつけようかな
いわゆる、
A社からB社に一時的に貸し付けるという状態ですね
正しい知識が無いだけで
悪気が無くやってしまっている場合も
多く見受けられますが、
この行為は基本NGです
A社が仮に銀行から調達をしている場合、
A社は借りたお金を別の会社に貸している、
又貸しの状態になる可能性があります
いわゆる迂回融資ですね
この行為は銀行側は本当に嫌がります
本来だと信用力が無く
借りることができないB社に対して
A社を経由して資金が流れている
そんな見方をされます
さらに
仮にB社からの資金返済が目途が立たなければ、
A社が貸したお金は回収が難しい不良債権と判断され、
A社の自己資本比率は悪化します
つまりA社の今後の事業展開に影響を与えるし、
A社の本業に食い込む可能性があります
では立ち上げ当初のB社を資金繰りについては、
王道の考え方をしていきましょう
まずは事業計画の中で
総コストを洗い出し、
不足するお金を洗い出す
不足するお金は
B社はB社で正規ルートで銀行から調達する
あるいは金額によっては
社長個人のポケットから出すというのも手です
いずれにぜよ王道のルートが大切です
最低限、
順調に行っているA社の本業を
毀損させないように注意していきましょう
今日から3連休、
素敵な連休をお過ごしください^^
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄