2026年3月16日

カテゴリー:

資金繰り


利益が出ていても安心できない理由


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です。 



「今月はしっかり利益が出たから大丈夫」と考えたくなるものですが、経営において利益が出ていることと、お金が残っていることは同じではありません。


損益計算書の利益はあくまで会計上の成果であり、実際の支払いに使えるのは手元の現金だけです。



そのため、黒字でも資金繰りに苦しむ状態に陥ります。




売上が増えるほど、資金繰りは苦しくなる



たとえば売上が増えると、一見すると会社は順調に見えます。



しかし、売掛金の回収が後になる一方で、仕入れや人件費の支払いが先に来ると、その間の資金を会社が立て替えることになります。



在庫が増えればさらに現金が眠りますし、設備投資や借入金の元本返済も利益以上に手元資金を減らします。



特に成長局面にある会社ほど、利益より先に資金繰りが苦しくなることは珍しくありません。




経営者が本当に見るべき数字



だからこそ、経営者が本当に見るべきなのは「いくら儲かったか」だけでなく、「月末にいくら現金が残るか」です。



試算表とあわせて、以下を含めた資金繰り表を定期的に確認する習慣が重要です。



  • ・売掛金の回収時期
  • ・在庫の水準
  • ・借入金の返済スケジュール
  • ・今後の投資予定




安心の基準を「利益」から「資金残高」へ



利益は安心材料の一つにすぎません。



会社を守るのは、最終的には利益ではなく、支払いを続けられるだけのキャッシュです。



安心の基準を利益から資金残高へ切り替えて強い経営を目指しましょう。



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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