粉飾決算は、関係者の人生を壊します

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公認会計士・税理士　

畑中　外茂栄です

なかなか驚いたニュースが耳に入ってきました

愛知県の会社が、

銀行から融資約２億円だましとったというニュースでした

ここまではよくある話ですが、

別の話とも関係がある話でした

昨年、愛知県内の専門学校が突如閉鎖するというニュースがありました

入学したばかりで、学校が閉鎖する

再入学先は未定、

支払ったばかりの入学金や授業料なども返金されない

未来ある若者、学生の立場を考えると、

何とも言えない気持ちになったことをよく覚えています

そして今回の件は、その専門学校の親会社でした

今回の融資も立派な詐欺ですし、

関係者の方々をことごとく不幸にしている点で悪質です

粉飾決算をする目的は、

上場企業と中小企業で変わってきます

上場企業は株価の維持や毀損を防ぐためです

これは投資家へのアピールや、経営者の保身もあります

株価に応じて経営陣の成果を判断されます

一方で中小企業は、会社の存続や資金繰りのためです

いずれにしても共通していることは、

本来の実力以上に、過剰に見せていることです

結果、関係者の人生を壊すことにつながります

粉飾決算も、脱税も、一度手を染めてしまうと

辻褄合わせのために収拾がつかなくなります

・撤退ラインを決めておく

・早期発見・早期治療の健全な解決を優先する

・好調な時こそ、再投資をする

経営は常に順風満帆ではありませんから、

やはり常に問題と向き合っていくしかないと感じます

公認会計士・税理士　

畑中　外茂栄