2019年6月10日
カテゴリー:
売上よりも粗利。粗利の重要さをチームで共有しましょう。
365日ブログ
679日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
今週行われる社員研修で、
テーマの1つとして粗利の重要さを
チーム間で共有するというテーマがあります
人件費は同じ額で
生産効率を高めた場合、
例えば売上1%上がったときに
粗利や利益がどう影響するかという
ワークを行ったりします
加えて自社の所属している部署の
数値を共有し改善案を出すと
いったワークも考えています
個人的にはこのワークはどの会社でも
盛り上がる場面なので非常に楽しみです^^
ところで粗利とは、
粗利益のことです
売上から変動費を引いた
粗っぽい利益のことを粗利といいます
お金のブロックパズルでいえば
下記の部分です
引用:お金のブロックパズル
超☆ドンブリ経営のすすめ
著者 和仁 達也 様
変動費というのは、
売上に応じて必ず発生する費用です
例えば、
卸売業や小売業であれば仕入
建設業であれば外注費などが
変動費に該当します
この粗利は重要です
粗利から固定費を支払うことができるし、
最終的な利益や手元資金を
より多く残すためにも粗利の改善が大切です
ただ漠然と粗利を改善しようと思っても、
考えは進んでいきません
粗利を改善するためには、
大きくわけて3つの着眼点があります
①売上を上げる
②変動費を下げる
③粗利率を高める
この3つしかありません
②はなんとなくイメージはつくかと思いますが、
①と③はあまりピンとこない方も多いかと思います
①は売上を単価×数量×リピートに分解して、
それぞれの構成要素ごとに分解して考えましょう
あるいは、
売上高は同じでも、
利益率が低い商品から
高い商品を販売することで
粗利率を高めることはできます
あるいは販売している商品の組み合わせ、
セールスミックスを変えたりすることで
利益率ががらっと変わる場合もあります
そのためにも自社の販売している商品の
粗利率はおさえておきましょう
経営会議などでも
チームメンバーで売上目標を
共有することはあるかと思いますが、
売上目標だけではいけないんです
かなり荒っぽい言い方にはなりますが、
究極的には粗利をちゃんと出せて
固定費さえ支払うことができれば利益は出ます
必ず売上目標に加えて
粗利目標も共有していきましょう
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄