2018年7月5日
カテゴリー:
当たり前は当たり前じゃない
365日ブログ
339日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
昨日は2人の姪の動画を兄に見せていた
兄の2人の子供だ
兄が体調が悪くて体の自由が
ききづらくなってきたときに
僕もたまに2人と一緒に遊んであげたりした
動画を見てふと笑う
本能レベルで子供を
愛していることには絶対に忘れないのだ
そして兄のスマホをさわっていたときに、
今回の入院の初期の頃に撮ったような
自撮りの写真や動画が何枚か出てきた
けどメッセージらしいものは、
何も無かった
やってみようとしたけど、
できなかったんだ
おそらく自分なりに最後に
何かを残したかったのかもしれない
兄の性格を考えれば、
それはきっと愛していた2人の娘に
何か残したかったのだろう
兄の病院の部屋前には、
金槌の絵が貼ってある
看護婦さんが書いてくれたらしい
当たり前のことを当たり前にやろう、
こんなフレーズを良く聞くと思う
朝起きる
食事を取る
トイレにいく
歯を磨く
水を飲む
手を動かす
本を読む
会話する
散歩する
ぐっすり寝る
日常レベルにいれば、
当たり前すぎて何も感じないかもしれない
けど、
当たり前のことを当たり前にやって当然ではなく、
当たり前にできる環境に感謝すべきなんだ
当たり前にやっていたことは
いつか当たり前にできなくなる
兄は自分の家を建てるための土地を購入した直後に、
闘病生活が始まってしまった
そこから約2年かけて
自分のマイホームを自力で完成させた
兄の最後の新築案件は、
自分のマイホームになった
その間に、通常の仕事もはさんでいる
今まで当たり前に動いていた体を、
引きずりながらがんばってくれた
夏は暑い中、冬は寒い中、
本当によくがんばってくれたと思う
大工として、
プロとして、
そして父親として
最後の最後に素晴らしい家を残してくれた
こんなこと、ほかにできるやつ誰もいねーよ
おれには絶対できない
本当にありがとう、兄貴
家業は終わりかもしれない
けど兄貴の想いは
おれがしっかり引き継いでいく
ここからは、バトンタッチだ
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄