2025年5月10日
カテゴリー:
プラスもマイナスも含めて、事前説明する

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2,840日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
今週はGW明けの週でしたが、
とあるサービスが盛況だったようです
退職代行サービスです
最近では珍しいサービスではなく、
すっかり定着してしまいました

昭和生まれの私からすると、
退職くらいは自分で意思表示をすれば・・・
と思うのですが、
そういった価値観ももはや古いのでしょう
退職代行サービス会社は、
退職した社員のビッグデータを保有しています
リサーチ結果を見てみたら、
なかなか興味深いことが記載してありました
サービスの利用ピークは、
「入社直後」と「長期休暇明け」、
利用者の男女差はほぼ無いとのことです
一番参考になったのが、退職理由です
・入社~3ヶ月以内(4~6月):「契約内容・労働条件の乖離」が約半数
・3ヶ月超過後(7月以降):「いじめ・パワハラなど人間関係」が増加
これらの理由が主流のようで、
逆に給与やキャリアの不満は少ないとのことです
入社前の事前説明と現場のギャップが激しいと読み取れます
企業側に立てば、説明会等でアピールは必要ですが、
あまりに過剰な期待を与えてしまうのはいけません
大企業とは比べ物にはならないくらいに弱小ではありますが、
弊社は定着率は良いと考えています
1つは、採用時にプラスもマイナスの部分もしっかり伝えています
例えば、
「いずれ名古屋駅近くの大きなビルに移転します!」
とはまったく考えていないので、そういったことも伝えます
奇麗なオフィスビルで働きたいといった人では
ギャップが生まれてしまうからです
逆に大手企業ではできない、
自社だからできる柔軟さはプラスだと思っています
実際に運用しているので
そういった面はありがたいと社員から
言ってもらえるのはうれしいことです
入社直後や大型連休のタイミングで
退職が多いとわかっているなら、
面談やメンタルケアを重点的・意識的に
やることも重要そうですね
少子高齢化の時代ですから、
まずは最優先すべきことは定着です
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄