2020年2月26日
カテゴリー:
事業承継・M&A時には財務と法務が必須
365日ブログ
940日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
日弁連(日本弁護士連合会)が
中小企業の法務に関するチェックシートを公表しました
チェックシートは3つあり、
①中小企業のためのコンプライアンス・チェックシート
②事業承継トラブル・チェックシート(現経営者向け)
③事業承継トラブル・チェックシート(後継者向け)
の3つです
あくまでセルフチェック用ですが、
とはいえ確認用の視点としては
なかなか読みごたえがありました
僕らの役割としては、
事業承継時にはお金のまわりの財務や税務を中心に
関わらせていただくことがほとんどです
現経営者や後継者の方も、
そこに意識を向け焦点を当てていることが多いのですが・・・
でもお金まわりだけじゃなくて、
法務面の対応と整備も大切だと本当に実感します
例えば、
従業員の方の未払い残業代の支払いなどが原因で
紛争に発展することももちろんありますし、
規制業界(建設業や保険、派遣業 等)など
業界特有のルールがある場合には
知っておくことは重要ですから
まったく知らない、
第三者とのM&Aの場合には
財務デューデリジェンスや法務デューデリジェンスを行って
リスクの検証と改善提案等を専門家が行っていきます
この法務デューデリジェンスは
僕らは専門外ではありますが、
経営者サイドとしてはとても勉強になります
ところが、
親族間の事業承継の場合には
法務面の対応はそれほど意識されては
いないのではないでしょうか?
先代から後継者として会社を引き継ぐ際に、
自分の会社が紛争リスクを抱えているとか
なかなか意識が向きづらいとは思うんですよね
もちろん何もトラブルが無いのがベストですし、
それはそれで共有しておくのも大切ですよね
事業承継・M&A時には財務と法務が必須
目的はスムーズな事業承継や
M&Aなどを実現することです
改めてそういった視点を忘れずに
支援していきたいと思いますね
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄