2019年8月15日
カテゴリー:
売上を「下げる」事業計画の意図とは?
365日ブログ
745日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
事業計画は、
損益と資金繰りの見通しを立てること、
その時点でどれだけの手元資金を持っていて
どれだけの借金まで減らしていきたいか
・・・etc
どんな経営の舵取りをしていくか、
根拠ある経営判断をどのように行っていくのか、
指針となる重要なツールになります
そして毎期事業計画を作っている会社だと、
基本的には売上や利益は〇%アップを目指していく
こんなパターンが多いですよね
先日、
とあるお客様の事業計画を拝見したときに、
今年1年間については
売上を下げる事業計画を作っていました
普通であれば、
売上が下がったと聞くと
どんなイメージでしょうか?
赤字になったらどうしよう・・・
スタッフの士気が下がりそう・・・
ボーナスちゃんと出るかな・・・
基本的には
ネガティブなイメージを
持つかもしれませんね
ところが、
この場合だと売上が下がる計画ですが、
粗利を高めていく計画だったんですね
売上は下がっても、
粗利を高めていく
従業員にも向けて発表をするのも
覚悟がいることですが、
より質の高い経営を目指す
単純な規模の追求はしない
数年後に向けて足場を固める
そんな意図が込められいます
よくある質問で、
「売上は下がっても
粗利を上げる事なんてできるの?」
こんな質問をよくいただきますが、
どのようにアプローチしていくか
一緒に着眼点を考えていきましょう
粗利に加え、
手元資金を増やすアプローチも大切です
・売上増加(単価、数量、リピート)
・支出減少(変動費と固定費)
・適正な労働分配率設定
・粗利率向上
・適正な納税と節税
・金融機関対策
売上を上げ続けることだけが経営ではありません
自社の出口と数年後のビジョンを見据えた上で
今どのような計画を作っていくのか?
絵に描いた餅で終わらせないために、
1つずつを整理しながら実行をしていきましょう
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄