2019年12月30日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


ガラス張り経営をする際には役員報酬の「天井」と「底」を伝えましょう

365日ブログ

882日目


短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です



採算性の意識を高める

幹部向け・社員向けのお金の研修を

させていただくときに、



一般論→会社の個別具体的な話



に入っていきます


会社の個別具体的な話というのは、



・現状の数値

・1年後~数年後の目標値



の2つ



要約すると、



今か未来の情報



です



会社の売上や利益などの

事細かな情報を全社で共有していくことを、



ガラス張り経営



とも言ったりします


このガラス張り経営ですが、

会社の収支を共有することで

人事考課と結び付けたり、

成果の還元が明確になることで

士気が向上するなどの効果が期待されます



逆に会社の現状があまり良くない場合には、

現状を把握することで

危機感も共有することもできます



ところが、

経営者の立場から見ると、

メリットがあるのはわかるけど

会社の現状を筒抜けにすることに

抵抗がある方もいらっしゃいます



例えば、

社員の方より役員報酬がかなり高い場合です



社員の方に自分の役員報酬の金額が

知られることは抵抗があるという方は

やはりいらっしゃいます



「社長の給料はこんなに高いのに、

なんで我々の給料はこんなに安いんだ!」



たしかにこのように思われる

可能性は0ではありませんから、

抵抗があるのはある意味当然です



このような場合にポイントがあって、



その瞬間・時点だけの役員報酬の金額を伝えない



ということです



たしかに役員報酬は、

会社の業績が上がれば上がるほど

増やすことができます



一見「天井」が無いようにも見えますね



ところが、

会社の業績が傾き、赤字に転落し、

会社の通帳残高も尽き欠けたときはどうでしょうか?



個人の資産から資金を補填することはもちろん、

銀行からの借入も「個人保証」をつけて

会社の命運も共にしていますよね?



果実が実るときもあれば、

不作の時ももちろんあります



つまり、

「天井」が無いように見えて、

実は「底」も無いのが経営者の役員報酬の特徴です



会社の創業時やピンチ時には出資者の立場もあり、

会社のトップセールスマンという立場もあり、

リスクを背負って会社のマネジメントという運営も担っています



もちろんこれらを経営者自身が

話すという方法もありますし、

外部の専門家の立場から伝える事もできます



役員報酬の単純な金額だけ伝えるより、

その前後のストーリーを加えて伝えていきましょう



短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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