2018年6月18日

カテゴリー:

法人税


創業後3年間は節税をしてはいけない3つの理由

365日ブログ

322日目 

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です

 

 

創業したばかりの方からご相談を受ける際に、

自分なりの明確化しているルールがあります

 

 

それは創業3年間は節税を意識しないでください

ということです

 

 

正確にいえば、

キャッシュアウトする節税です

 

 

お金を出して税金を減らす方法と↓

 

 

 

お金を出して税金を繰り延べる方法です↓

 

 

 

それぞれの手法については

下記をご参照ください

 

節税をするための4つの着眼点➀

 

なぜ3年間なのか?

 

 

これには3つの理由があります

(あくまで個人的な見解です)

 

 

まず1つ目はお金の出のリズムを確立させるためです

 

 

たとえば、

サラリーマンの方が

個人事業主として独立すれば、

国民健康保険に加入します

 

 

法人化して給料として受け取れば、

社会保険に加入する必要があります

 

 

住民税なんかもそうですよね

 

 

サラリーマンの時は天引されていました支払です

 

 

独立前には自分の財布から払っていなかったものを、

独立後は自分の財布から直接払うことになるのです

 

 

あとは例えば、

消費税の支払いあります

 

 

消費税の納税は、

基本的には2年間免税になりますが、

3年目から納付義務が生じる可能性があります

(売上の金額や資本金の額によってケースは様々です)

 

 

この2年間は、

消費税の納税をしていないので、

その分お得な状態です

 

 

そのため、

1期目と2期目は黒字に見えても

3期目には赤字になった

 

 

こういったケースも

可能性としてはありうるのです

 

 

重要な税金の種類は

ほかにもまだまだあります

 

 

つまり、

まずは独立後は

経営者自身がまずはお金の流れに

慣れる必要があります

 

 

節税の前に基本的な部分を

一緒に学んでいっていただきたいのです

 

 

2つ目は手元の資金を厚くするためです

 

 

キャッシュアウトする節税をすれば、

手元の資金はどんどん出ていきます

 

減らす税金以上に、

手元の資金はどんどん出ていくのです

 

 

手元の資金は、

万が一のときのためのお金です

 

 

万が一のときのお金はいくら残っていますか?

 

 

そのお金で固定費の何ヵ月分が

カバーできますか?

 

 

手元の資金を厚くする方法は

税金を引いたあとの税引後利益を

最大化する必要があります

 

 

税金を支払ったあと、

つまり納税です

 

 

この時期は節税より、

納税に目を向けるべきなのです

 

 

3つ目は融資です

 

 

上記のキャッシュアウトをする節税を行えば、

利益は下がる方向に動きます

 

 

利益が下がれば、

銀行からの融資を検討している場合には

希望額を通らない可能性が高まります

 

 

独立してから2年間は

創業融資という制度があるため、

比較的借りやすい時期です

(自己資金とのバランスも大切ですが)

 

 

ですが、

3期目以降は実績ベースで

融資の判断を仰ぐことになります

 

 

そのためやはり、

キャッシュアウトする節税は

控えたほうが良いでしょう

 

 

ちなみに、

キャッシュアウトしない節税は

合法的な範囲内でもちろんあります

 

 

こちらはむしろ積極的に

行って下さいね💪

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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