2018年4月12日
カテゴリー:
もう一歩踏み込んで経営数字を把握する~絶対に粗利の把握はしましょう~
365日ブログ
255日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
先週から自計化の導入支援が2件ありました
弊社の自計化のイメージとしては
こんな感じです↓
お客様の負担に
ならないレベルで目指しています
今日はもう一歩踏み込んだ話をしたいと思います💪
昨日支援させていただいた会社の方から
こんなご要望をいただきました
部門別の損益です
よりステップアップした方法です
どういうことかというと、
会社によってはいろんなビジネスを
1つの会社でやっている場合ってありますよね
例えば飲食業
美容業
不動産業
を営んでいる会社があるとします
それぞれの部門で
キャッシュを回していけば、
会社全体として
キャッシュが回ります
ここで役に立つのが、
部門別計算です
まずは部門別計算を
やっていない場合の試算表です↓
(数字はすごい簡単な例です)
会社全体として、
売上 1,200円
仕入200円
粗利1,000円
といった業績です
どうでしょうか?
これだと会社全体として
業績がわかりますが、
どの部門が儲かっているのか
損をしているのか
よくわからないですよね
これを部門別で計算をすると↓
飲食業・美容業・不動産業
それぞれの業績が把握できるようになりました
少し自計化の際に入力を工夫するだけで
部門別の損益ができるようになります
今回は事業別に
部門別計算の例を
出しましたが、
拠点別にやるのも1つの方法です
例えば、
名古屋本社
金沢支店
こんな感じです
あとは商品別や部単位で
やる方法もありますね
こういった複数の事業をしている場合は、
それぞれの粗利は最低限把握しましょう
下のお金のブロックパズルを
見てもらえればわかりますが、
引用:超☆ドンブリ経営のすすめ
お金のブロックパズル
著者 和仁 達也先生
固定費も利益も
粗利から生み出されています
もちろん全ての部門が業績好調、
会社全体として増収増益であれば
お金の不安なんて無いかもしれません
ですが、
ちょっと業績が良くないな
何か手を打ちたいけど
どこから手を打とうかな
不採算部門を撤退しようかな
こういったときにはやはり
データを蓄積、収集しないと
誤った意思決定をしてしまうおそれがあります
社内でこういった体制を
整えることができるのが
自計化のメリットです
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄