2025年12月27日
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融資を通しやすい時期は？｜タイミングを見極める3つのポイント
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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です。
「資金調達が必要だが、いつ申請すれば審査に通りやすいのか」
これは経営者の方からよく受ける質問です。
実は、融資審査には通しやすいタイミングがあります。
逆に、タイミングを外すと、本来なら通るはずの審査が通らなくなることもあります。
① 決算月の直前
決算月の1〜2ヶ月前は交渉しやすい時期です。
この時期は試算表が固まりやすく、銀行は最新の業績をもとに判断できます。
特に、黒字が続いている、売上が前年同期を上回っている、といった好調な数字が出ている場合はベストです。
② 年度末・年度始め
3月と4月は、銀行の予算配分が切り替わる時期です。
特に3月は年度末の資金需要が高まる一方で、銀行側も予算消化の観点から融資に前向きになりやすい傾向があります。
ただし、3月は他社の申込みも増えるため、早めの準備が必須です。
③ 繁忙期前の2〜3ヶ月前
売上が伸びる繁忙期を前にした、2〜3ヶ月前の申請も効果的です。
銀行は「売上が上がる前に資金が必要」という説明を合理的に評価しやすく、返済見込みも立てやすいと判断します。
実践的なポイント
融資申請の準備は、最低でも1ヶ月前から始めましょう。
試算表の整備、事業計画書の作成、銀行との面談準備など、想像以上に時間がかかります。
また、業績が好調なうちに複数の銀行と関係を築いておく「複数行取引」も重要です。
1行依存を避け、タイミングに応じて最適な条件の銀行から融資を受けられる体制を整えておきましょう。
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄
