2025年2月21日
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103万円の壁
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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
通常だと年末で税制改正大綱が発表され、
通常であれば3月ごろにそのまま国会で承認されます
今年はちょっと例外で、
衆議院選挙で国民民主党が議席数を増やしました
その時のマニフェストが、
現状の基礎控除48万円と給与所得控除55万円の合計103万円から、
178万円へと大幅に引き上げる案でした
いわゆる従来の103万円の壁もんだいです
これより減税効果を期待した層がかなり多かったと言えます
今でも案について議論が行われています
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これはまた、奇妙な議論がされています
・年収200万円以下
・年収475万円以下
・年収665万円以下
・年収850万円以下
それぞれの層で、
基礎控除に傾斜をつける案が出ています
ただでさえいろんな壁があって面倒なところ、
より多くの壁が生まれてしまいます(笑)
国民の負担を軽減するより、
減税効果を縮小するのが優先されていますね
ちなみに、
今基本は誰にでも基礎控除は48万円与えらえているのですが、
所得が2400万超から段階的に下がっていき、
2500万超のであればこの基礎控除も完全に0になります
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こういった改正も、知らない!という方も多いでしょう
公平性・簡素から離れていく改正は本当に止めてほしいですね
いろんな壁を作るくらいなら、
いっそ税率で調整してもらったほうが確実にシンプルです
自公政権が、どこに目線を合わせているか一目瞭然です
103万円の壁、あと1ヶ月でどこで決着が着くのか本当に興味深いです
本当に現役世代の負担がえげつないですよね
いきなりじゃなくてもいいので、
徐々に良くなっていく展望を期待したいです
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄