2025年2月21日

カテゴリー:

所得税


103万円の壁

365日ブログ 

2,762日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



通常だと年末で税制改正大綱が発表され、

通常であれば3月ごろにそのまま国会で承認されます



今年はちょっと例外で、

衆議院選挙で国民民主党が議席数を増やしました



その時のマニフェストが、

現状の基礎控除48万円と給与所得控除55万円の合計103万円から、

178万円へと大幅に引き上げる案でした



いわゆる従来の103万円の壁もんだいです



これより減税効果を期待した層がかなり多かったと言えます



今でも案について議論が行われています


 

これはまた、奇妙な議論がされています



・年収200万円以下

・年収475万円以下

・年収665万円以下

・年収850万円以下



それぞれの層で、

基礎控除に傾斜をつける案が出ています



ただでさえいろんな壁があって面倒なところ、

より多くの壁が生まれてしまいます(笑)



国民の負担を軽減するより、

減税効果を縮小するのが優先されていますね



ちなみに、

今基本は誰にでも基礎控除は48万円与えらえているのですが、

所得が2400万超から段階的に下がっていき、

2500万超のであればこの基礎控除も完全に0になります



こういった改正も、知らない!という方も多いでしょう



公平性・簡素から離れていく改正は本当に止めてほしいですね



いろんな壁を作るくらいなら、

いっそ税率で調整してもらったほうが確実にシンプルです



自公政権が、どこに目線を合わせているか一目瞭然です



103万円の壁、あと1ヶ月でどこで決着が着くのか本当に興味深いです



本当に現役世代の負担がえげつないですよね



いきなりじゃなくてもいいので、

徐々に良くなっていく展望を期待したいです



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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