2024年8月5日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


プラスとマイナスの対立構造

365日ブログ 

2,562日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です 



日銀の追加利上げから、

円高・株安が急激に進んでいます



新NISAが2024年から始まり、

投資は以前と比べて身近な存在になっています



投資には必ずリターンとリスクの両方があります

新NISAも非課税の枠が拡大されて、

そのメリットだけが強調されているように感じますが、

非課税は投資がプラスになっている時に効果を発揮します



では今回のように株価が下がったときに、

仮に損失が出てしまった場合には?



特定口座などでは損益通算といって、

プラスとマイナスを相殺できる仕組みがありますが、

NISAの非課税口座では損益通算ができないのです



非課税という特典を教授しているので、

損益通算という特典は使えません



このようなケースは実はよくあるのです



例えば「節税」という切り口で売られる保険商品



経費にすることで税金が減るわけですが、

では保険を受け取ったときには?



収入になるので税金が発生するんですね



あとは身近なところでいえば車



youtubeなどでも車を購入して

節税といった手法を紹介していたりしますが、

リセール価額が高ければ売却する時には売却益が出ます



つまりこれも課税されてしまうのです



このように目先でプラスであったとしても、

どこかの時点でマイナスになる対立構造に

なっていることはよくあります



何か判断するときには、

プラス・マイナスの両面で見ることが大切ですね



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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