2022年2月23日
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会社の実情に応じて、出口は変わる?
365日ブログ
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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
先日、お客様からこんな相談がありました
「会社の出口が変わりそうです」
会社の出口戦略は、
IPO(上場)
M&A(売却)
事業承継
清算
倒産
の5つ
なぜこの会社の出口戦略の着眼点が重要かというと、
捉える問題や課題が変わってくるからです
例えば1年後に清算を考えている会社
清算を考えているなら今入ってきたお金が
そのまま出ていったとしても問題ありません
いわゆるトントン経営でもいいのです
最後の着地さえしっかり締めることができればOKです
ところが将来の出口がM&Aだったら
トントン経営ではいけません
会社の価値をドンドン高めていく必要があるのに、
入ってきたお金がそのまま出ていってしまったら
会社の価値を高めることはできません
節税も会社の価値を毀損してしまう可能性もあります
このようにそれぞれに出口へ向かうための問題点、
そして問題に対する解決策も変わってきます
ところが現実的にスパッと決められないことがあります
例えば、代々稼業を継いできた会社があるとしましょう
この場合は事業承継です
今の社長にお子さんがいたとして、
まだものすごく小さかったとしたら・・・
将来承継してくれるかどうかなんてわかりませんよね
このようなときには、
現時点だと、どの出口がいいかというレベルでもOKです
会社も常に変化しますから、
その都度見直していけばいいのです
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄