2022年9月28日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


「おひとり様」のビジネスモデルのメリット・デメリット

365日ブログ 

1,885日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



ご存知の通り日本は少子高齢化を突き進んでいるので、

人口はどんどん減少し続けています



高度経済成長の時のように人口もどんどん増え、

会社もどんどん大きくなり拡大していくような時代ではありません



そのような時代とはある意味真逆になっています



そのため多店舗・拡大といったビジネスの成長を目指すより、

最近では「おひとり様」を推奨するコンサルタントや

書籍などもよく見かけます



「おひとり様」 とは要するに雇用を一切せず

社長1人で運営をしていくビジネスモデルです



士業でも最近は「おひとり様」が良いと

言われたりすることがあります



といってもやはりメリット・デメリットはあります

税理士・会計士の僕から見たあくまで主観です



最大のメリットは、利益率の高さです



利益の「額」ではなく「率」ですね



1人でがんばって売上をあげれば、利益に直結します



逆に雇用をすれば給料や社保、有給、備品、交通費など

どんどん固定費は膨れ上がっていきます



固定費が上がれば当然もっと売上が必要になります



1人で固定費を最小に抑えて、

1人が食べていける分のお金さえあれば

心理的な負担も下がります



なんといっても利益率の高さは最大の魅力だと思います



また雇用をすれば管理業務も必要になります



人によっては煩わしさも出てくるので、

1人で自由気ままにやりたい方は

おひとり様が合っていると言えます



逆にデメリットもあります



おひとり様でスモールに運営していくと、

その社長がケガや健康に問題が出た時に、

売上が上がらない可能性が出てきます



ケガや健康だけでありません



人間は必ず年老いていきます



20代や30代はまだ疲れも感じずバリバリ動くことができます



ですがあと20年後30年後になってくると

自然と老化し体力も落ちてきます



労働集約的なビジネスモデルの場合だと、

その影響は顕著に出るでしょう



20代30代と同じように、

30年後も売上を出し続けられる



そのようなビジネスモデルは希少ではないかなと思います



どのようなビジネスモデルを目指すかはその人次第ですが、

メリット・デメリットを言語化しておくことが大切だと考えています



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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