2019年9月17日
カテゴリー:
先人たちの想いを継承する場面が相続です
365日ブログ
778日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
今日は午前中に
相続税申告の概要報告を1件、
午後から税理士会の消費税の研修でした
法人と個人の出口戦略を考えていく中でも、
相続は避けては通れない重要な部分です
今回の相続案件は
比較的まとまりやすい案件でしたが、
揉めるに揉める案件も中にあるわけですね
過去にも、
相続税の申告1週間前で相続人の方が
突如揉めだしたことがありました
ギリギリまで遺産分割協議が終わらず、
いざ遺産分割協議書にハンコを
押すタイミングで
『やっぱりこれは・・・』
といって覚悟が決まらず、
お互いの主張が始まりました
申告の期限1週間前で
今から遺産分割協議と
申告のやり直しを考えると
現実的にキワドい瞬間でした・・・
実際に話し合いで済むのであれまだ良いとして、
相続人(財産を引き継ぐ方々)が
裁判を起こしてまで争いが発展することもあります
もちろん裁判なので、
数ヵ月の話ではなく
数年以上に渡ることもザラです
想像してみてください
血をわけた親族が
お金・時間・労力をかけてまで
裁判で争っていくわけです・・・!!
現実的にはこんなことが
起こってしまうんですね
皮肉で相続のことを争族と言ったり、
逆に円満相続なんて言葉があるのは
それだけ争いがあるということですね
人間の感情が色濃く出る瞬間です
普段から仲の悪い親族が、
出口の相続だけ手と手を取り合って
円満相続を迎えるというのは
現実的にはほぼ無理
円満相続を迎えたいのであれば、
今から円満にしていく必要があります
相続税が発生するというのは
一部の人かもしれませんが、
より広義の相続の場面は
きっと多くの人が経験する場面
先人たちの想いを継承していくためにも
今からそのような場面を意識して取り組んでいただくことが
僕たち専門家としても役割の1つだと思っています
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄