2024年6月12日
カテゴリー:
事業承継時の優先順位
365日ブログ
2,508日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
今日は新規でご依頼をいただいた、
3月決算のお客様と打ち合わせをしてきました
前任の税理士の方が引退されたようで、
急遽この前の決算からご依頼をいただきました
まさにこの会社は、
事業承継の経営権と財産権を移す
そのタイミングにきています
経営権は十分に修行を積んだので、
あとは代表取締役に就任するのみです
問題は財産権の承継、株の移転です
その際の問題になってくるのは、やはり贈与税です
今回、株価を算定して現時点での贈与税の試算も行いました
先代と後継者の年齢による時間軸
家族構成
会社の財産と贈与税の目安
マーケットの傾向
等々から、今後10年間間のアウトラインを整理しました
大切なことは、
事業承継というエグジットイベントを通じて、
先代から後継者に会社をスムーズに承継を行い、
より良く会社を発展させていくことに尽きます
逆に言えば、贈与税という税金を過度に減らすために、
財産を削って会社の本業を毀損させて衰退させてしまっては本末転倒です
仮に事業承継でなくても、
後継者不在であればM&Aという選択肢しかなくなります
取引のサプライチェーンの中で買い手が見つからなければ、
仲介会社に依頼することが一般的になります
無事にクロージングされたとすれば、
大手の仲介会社であれば〇千万という手数料が発生します
またデューデリ費用なども諸経費も発生します
結局のところ事業承継であれば贈与税、
M&Aであれば手数料などの諸経費は必ず発生します
そのため優先順位はより良く会社をするために、
次世代にどうやって会社を残していくかが大切です
発生するコストを下げるを優先順位に置けば、
会社を毀損し目的が達成できなくなります
次世代に会社を残していくために、
我々もしっかりと支援を行っていきます
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄