2017年8月3日
カテゴリー:
社長のお困りごとのテーマは変わっていきます
365日ブログ
3日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
中小企業の経営者の方は
本当にいつも忙しく、
そしてお悩みの内容も千差万別だなと感じます
先日,
経営者のA社長との場面です
A社長
『先生のところは、
管理会計はやっているのか?』
と聞かれました
管理会計というのは、
会社の重要な意思決定に使うための会計です
経営をより良くしていくイメージです
対照的に
税理士が提供する決算書の情報は、
税務会計
という領域です
こちらは
税金を正確に計算するための会計です
経営数字は共通していますが、
目的がまったく違います
世の中はすごいスピードで
変化しています
決算書の情報だけでは、
タイムリーに適切な意思決定はできません
この経営者の方はものすごく勉強熱心な方です
普通は管理会計という用語すら出てこないと思います^^;
A社長は最初事業計画をしっかり作りたいと言っていましたが、
もっと深堀りをしていくと、
事業計画の作成よりも、
従業員のモチベーションを高めて、
一体感を出したい
というのが真の欲求でした
先に話に出た事業計画は
A社長の目標達成のためのツール
でしかありません
もともとA社長はとても勉強熱心な方なので、
経営理念や事業計画は過去に作っていました
ただ、
作ったあとの運用方法で
従業員の方と溝が深まってしまったようです
元々が勉強熱心な方なので、人脈も豊富です
経営数字に関しても、
営業に関しても、
実務に関しても、
かなりの情報量と知識をお持ちです
この情報量が従業員の方と比べてかなり差がある
と感じました
ということで、
まずは採算意識を
高めるための社内研修を
やっていくことになりました
具体的には、
・経営理念の浸透
・行動計画の見直し、運用
・経営数字の目標値の浸透
(売上、粗利益、粗利率、労働分配率、決算賞与の算定基準)
を考えています
実施前後の変化が楽しみです(^^)
本日もお読みいただき、
どうもありがとうございました
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄