2022年8月19日
カテゴリー:
取引先からインボイス制度への対応に関する調査票が届いたら
![](https://sun-tax.or.jp/wp-content/uploads/2022/08/japanese-female-worker-at-hand-inspecting-a-houses-equipment-picture-id1275682432.jpg)
365日ブログ
1,845日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
インボイス制度が始まるのは令和5年10月からです
少し前までは始まるまでは時間があるなと思っていたら、
なんやかんや制度がスタートするまであと1年程になってきました
最近お問い合わせが少し増えているのが、
取引先からインボイス制度への対応に関する調査票が届いたという内容です
![](https://sun-tax.or.jp/wp-content/uploads/2022/08/japanese-female-worker-at-hand-inspecting-a-houses-equipment-picture-id1275682432.jpg)
内容はだいたい似ているのですが、
・現状は免税事業者か課税事業者か
・適格請求書発行事業者の登録を行ったか、行う予定か
このような内容です
大きな会社と取引をしている会社ほど、
このような調査票が届いているような気がしています
大きな会社は予算の策定などの関係上、
業績に与える影響を把握したいのが
目的なんだろうなと思っています
あくまで任意調査なので回答は任意ですが、
取引先の会社の場合は正確に回答しておくのが望ましいでしょう
インボイス制度は消費税の免税事業者のままだと、
取引先から敬遠されたり値下げ交渉を受けるなどの影響が懸念されています
ただ現状だと、
一方的に値段を下げたり取引を止めたりすることは
下請法や独占禁止法に抵触する可能性があります
そのため単価面については、
すぐに不利な条件変更にはならないのではないか、
とは思っています
ただ新規の契約を見送られたり、
発注量を調整されたりと取引量には少なからず
影響があると個人的に考えています
制度は令和5年10月からスタートですが、
届自体は原則令和5年3月末までに提出をしていく必要があります
今免税事業者の方で課税事業者に移行を検討中の方は、
メリット・デメリットを比較して方針を決めて進めていきましょう
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄