2018年11月25日
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仮想通貨取引に係る申告手続は『年間取引報告書』と『エクセル』を利用しましょう
365日ブログ
482日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
確定申告に関係した情報も
メディアで増えてきましたが、
国税庁から仮想通貨に関係した
仮想通貨関係FAQ が公表されていました
1. 仮想通貨関係の記事
仮想通貨関係の計算方法は
過去3回こちらの記事で解説しました
ご参考までにご覧ください
2. 従来の仮想通貨の計算
去年は仮想通貨元年と呼ばれたほど、
仮想通貨の取引が一般の方で広く普及しました
同時に、
仮想通貨がらみの税務上の考え方も
徐々に整備され始めました
ところが・・・
仮想通貨関係で申告をした方ならご経験があると思いますが、
とにかく面倒くさくて大変です・・・^^;
昨年までは下記のイメージでした
仮想通貨の基本的な考え方は、
日本円をAという仮想通貨に交換し、
Aという仮想通貨から再び日本円に交換した際に
儲けが出ていれば課税されます
(※これら以外のパターンもありますが、
詳細は上記のブログにて解説をしてあります)
ところが、
この計算については自力で計算する必要があったため、
仮想通貨を短期間で大量に売買される方は
正確な計算が難しい状態でした
特に取得原価(買値)の計算でご苦労された方も
多いのではないかと思います^^;
3. 変更点① 年間取引報告書
今年からの変更点として、
交換業者から年間取引報告書が
納税者に送付されることになりました
まだ実際の現物は見ていませんが、
証券会社からの送付されてくる
特定口座の年間取引報告書のようなイメージでしょう
1年間の購入量、購入額、売却量、売却額などが
記載されたサマリーが入手できるため、
所得を計算をする際に簡単に把握できるようになります
4. 変更点② エクセル
国税庁のウエブサイト上で、
交換業者からの年間取引報告書から
所得を計算するためのエクセルが公表されていました
これはかなりグッジョブです
上記の年間取引報告書と組み合わせることで
より正確に簡単に所得計算を行うことができそうです
5. 注意点:海外の交換業者
今回の年間取引報告書は、
日本仮想通貨交換業協会などに所属する交換業者が対象になります
つまり海外の交換業者であれば、
今回の年間取引報告書の内容とは異なったり、
従来のような自力で計算していくやり方が想定されます
(今後は整備されていく可能性はあります)
弊社のお客様でも海外の交換業者を
利用されている方がいますが、
このような方は集計するにあたって
時間がかかる可能性もあります
直前になってあわてて計算をすると、
間違えたり漏れがある原因になります
もしご不安な場合は事前に
専門家に相談をして進めていきましょう
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄