2018年4月13日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


儲けを読み解く~単位を揃えて比較をしよう~

365日ブログ

256日目 

 

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄です

 

 

昨日は某ファミレスにて

オムライスをいただきました

 

 

畑中はオムライスが好きなんです・・・

 

 

食べたあとにデザートメニューを見ると、

 

 

ん?と目につくメニューがありました

 

 

 

フレンチトーストの

4個と2個のメニュー表です

 

 

 

4個で449円

2個で349円

 

 

果たしてこのメニュー、

それぞれの粗利の金額はいくらでしょうか?

 

 

 

少しシンキングタイムです

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

 

あくまで推測ですが、

こう考えました

 

 

4個メニューの売値は449円

2個メニューの売値は349円

 

 

です

 

 

一般的には、

飲食店の原価率は

約30%と言われているため、

原価を出してみます

 

 

4個メニューは

売値449円×原価率30%で

原価が134.7円

 

 

2個メニューは

売値は349円×原価率30% で

原価が104.7 円

 

 

ここからそれぞれの粗利を出すと、

 

 

4個メニューは

売値449円-原価134.7円で

粗利が314.3円です

 

 

2個メニューは

売値は349円-原価が104.7 円で

粗利が244.3円です

 

 

売値も大きく、

個数が多い4個メニューのほうが

粗利の金額は大きいですね

 

 

 

では1個当たりの粗利の金額

どうでしょうか?

 

 

 

4個メニューは

粗利314.3円÷4個で、

1個あたり78.5円の粗利です

 

 

2個メニューは

粗利が244.3円÷2個で、

1個当たり122.1円の粗利です

 

 

2個メニューのほうが、

1個当たりの粗利の金額は高いんです

 

 

 

 

1時間以内で

同じ個数だけ売れれば、

2個メニューのほうが

お店への貢献度は高いわけですね

 

 

とはいえ、

4個メニューを主力に置いても

2個メニューを主力に置いても

どちらでもいいと思います

 

 

何を伝えたいかというと、

仮説と根拠を持って意思決定してほしいということです

 

 

社長
たぶん4個メニューのほうが良く出ている気がします

 

 

こんな感じだと、

よくわからないですよね(笑)

 

 

100m走で速く走るためには

必ず記録をしてタイムを計りますよね

 

 

そこから基礎体力やフォーム、

いろんな改善をするはずです

 

 

日頃からこういったデータから

読み解いたり意思決定をする習慣を作ってください

 

 

必ず役に立ちますよ👍🏻

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

 

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