2021年4月19日
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経営者が単なる「業務効率」だけ主張しても、従業員は動いてくれません
365日ブログ
1358日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
先日とある経営者の方と話をしていて、
時短や業務効率の話が出ました
経営者サイドの我々からすると、
時短や業務効率を上げたいのは
当たり前のように考えていますが、
従業員側からするとそうとは限らない、
とのことでした
たしかにこれはその通りだなと思いました(;^^)
というのも、
今までは1時間で10の仕事をやっていたとします
業務フローが劇的に改善ができたとして、
倍のスピード処理ができるようになったとします
そうすると1時間で20の仕事が
できるようになりました
経営者からすれば倍の業務量で回れば
売上は上がるというイメージは
ついているかもしれませんが、
従業員側からすればそうではありません
従業員からすれば1時間で10の仕事をこなせようが
20の仕事をこなせようが1時間は1時間
1つの仕事の塊にしかすぎないと感じてしまうかもしれません
10から20になったときに、
何か自分に対するインセンティブがなければ
意欲はわきづらいですよね
経営者から「当たり前」という感覚は
自然とは伝わりません
慢性的に残業が発生している職場だと
残業が当たり前になっているかもしれません
残業無しで帰れる環境を作りたいなら
まずはそのメリット・デメリットについて
自ら考えてもらうことが大切です
社内や社外でも人を動かすということは
本当に大変で難しいことです
時間をかけてじっくりと理念を浸透させたり、
なぜそれが必要かということを深堀りしながら
コミュニケーションを取っていくことが大切ですね
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄