2018年9月27日

カテゴリー:

資金繰り


中小企業の社長が一番実感しやすい儲けの基準

365日ブログ

423日目 

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です

 

 

昨日は決算報告を2社行ってきました

 

 

決算が終われば、

次にしなければいけないのが納税です

 

 

ところが納税の金額が多いと

税金でたくさん持っていかれる

 

 

こういった感覚になりがちなんですね

 

 

イメージは下記の記事をご参照ください

 

通帳に入金された108円。使っていい金額、いくらか知っていますか?~納税預金のススメ~

 

上の記事を見ていただければわかりますが、

通帳に残っているお金が全て

自由に使えるお金じゃないんですね

 

 

通帳の一部は国のお金であり、

一時的に預かっているだけに過ぎません

 

 

上の例でいえば

108 円のうち38円は国のお金です

 

 

絶対に手をつけちゃいけないお金なんですよね

 

 

ところが、

1つの銀行口座で管理している場合には

この38円を使ってしまって

通帳に残っていない場合があります

 

 

これは最悪な場合ですね

 

 

そうすると、

いざ納税をするタイミングに

あわてふためいてしまうわけです

 

 

 

昨日の決算報告した1社は

ちゃんと納税預金としてよけているので、

決算が終わって納税の金額をお伝えしても

何も驚くことはありません

 

 

最初から手をつけてはいけないお金ですから、

もはや自分のお金ではないという感覚になっています

 

 

せっかくなので、

税理士 近藤 学先生が翻訳された

プロフィット・ファーストの考え方の↓

 

 

利益口座の考え方も併せて

お伝えしたら非常に喜んでいただけました

 

 

 

利益口座とは利益蓄積用の口座です

 

 

プロフィットファーストの考え方では

売上の入金を一定割合強制的に資金移動していきます

 

 

利益口座がたまってくれば、

人件費や福利厚生費で還元をしていきます

 

 

この社長もおっしゃっていましたが、

決算書の数字よりも通帳残高が一番しっくりくると

おっしゃっていました

 

 

たしかに会計帳簿の各種数値を使いながら、

○○分析や○○比率などを行うのは

参考値としては良いでしょう

 

 

ですが、前提条件としての

決算書の数字が正しいかどうかは別です

 

 

何より、

社長のモチベーションメーキングが

できることが大切です

 

 

通帳残高の増加、

つまり目に見えるキャッシュの増加

一番しっくりくる儲けの基準ということですね

 

 

お金の管理というのは非常に面倒で大変です

 

 

つまりそれだけキャッシュの増加は難しいんです

 

 

簡単ではないからこそ、一手間二手間かけて

戦略的にキャッシュを貯めていく仕組みが必要ですね

 

 

今一つの口座で管理している人は、

まずは利益口座と納税用の口座だけでも良いので

別口座で管理していきましょう

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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