2018年11月9日

カテゴリー:

決算・決算書・決算業務


その駆け込み決算、駆け込み切れていますか?

365日ブログ

466日目 

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です

 

 

年に1~2回あるかどうかですが、

駆け込み決算のご相談があります

 

 

駆け込み決算とは、

提出期限直前で決算業務を

バタバタになりながら組むことです

 

 

通常の法人の決算月は、

決算月の2ヶ月後にやってきます

 

 

12月決算であれば、

申告の月は2月

 

 

1月決算であれば、

申告の月は3月

 

・・・

 

こんなリズムです

 

 

通常の決算業務を考えてみましょう

 

 

12月決算の会社であれば

1月から12月までの取引は

期中で会計ソフトにある程度入力済

 

 

1月後半~2月上旬で決算業務

2月中旬~下旬で提出・納税

 

 

多少前後するかもしれませんが、

一般的なこんなリズムです

 

 

一方で、

駆け込み決算とは、

12月決算であれば2月上旬~中旬にあわてて

1年分の取引を一気に会計ソフトに入力

 

 

そこから決算業務をやって

申告・納税のようなイメージです

 

 

明らかに駆け込み決算は

精神的余裕が無く、

ミスや失敗が起こりそうですよね

 

 

今月は1件駆け込み決算の方の

対応をしているのですが、

9月決算で11月申告だと勘違いされていて

11月最初にお越しになりました

 

 

ですが、

正しくは8月決算で10月申告の会社でした

 

 

そうなんです、

決算月を勘違いされていて

1ヶ月遅く間に合っていないのです・・・

 

 

駆け込み決算のつもりでご相談されましたが、

実は駆け込み切れていなかったのです

 

 

期限内に申告をしなければ、

青色申告が使えません

 

 

残念ながら、

今回は白色申告での申告です

 

 

青色申告は期限内に申告をすることが条件になっています

 

 

青色申告が使えなければ、

課税される税率が上がってしまいます

 

 

その他にも赤字を繰り越すことができなるなど

特典が利用できなくなるためデメリットしかありません

 

 

会社を作ったばかりだと、

余裕を持った対応をしていかなければいけませんね

 

 

可能であれば、

駆け込み決算になる前に対応をすることです

 

 

1年間に発生する決算業務

季節業務のスケジュールを把握する

 

 

これは設立当初から必ず把握しておくことです

 

 

今回のように期限後の申告になれば、

青色申告が使えないだけでなく

延滞税など余計な税金も払うことになります

 

 

これから確定申告の時期になりますが、

駆け込みではなく余裕を持った対応を心がけていきましょう

 

 

売上を上げるだけではなく、

無駄な支出も削減するのも大切な視点です

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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