2024年7月17日
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どの道を選択をしてもリスクはある
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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
先日お客様の資本政策を検討している中で、
進行期の調達案を整理していました
財務としては、まずは調達
投資、そして回収というサイクルの好循環を作る必要があります
調達はお金を集めることです
お金が無いと投資はできないので、
まずはお金を集める必要があります
ここで調達方法には、
①負債による調達
②資本による調達
の2種類があります
①の負債による調達は、いわゆる借入です
銀行や親族から一時的に借りたお金なので、
自分のお金ではないためいずれ返済する義務がありますし、
元本に加えて利息を支払う必要があります
②の資本による調達は、
株主として出資してもらったお金のため、
返済義務はありません
では何もしなくていいかというとそうではなく、
利益が出れば配当金を出す必要がありますし、
将来的に株の買い取り義務などは発生する可能性があります
上場企業やベンチャー企業などには
外部の株主が存在しますが、
中小企業の場合には株主=役員がほとんどです
そのため負債でも資本でも、
自分が出したお金以外は自分以外の第三者のお金です
お金はよく血液に例えられますが、
第三者がお金を出してくれなくなった瞬間に血は止まります
すなわち生きていけなくなります
負債でも資本でも、
どの道を選択をしても結局はリスクは発生します
他人依存のビジネスモデルから脱却し、
正常な収益性を確保していくこと
依存ではなく対等な位置に立つ
ビジネスの初期や新事業展開の時こそ、
ビジネスモデルの設計や原理原則が改めて重要だと感じました
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄