2018年12月24日
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オアシスと繰越金は意図的に作る
365日ブログ
511日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
先日、ドバイに行ったときに
ツアーガイドの人が砂漠の数ヵ所にある
オアシスを教えてくれました
ちょっとわかりづらいんですけど、
このオアシスが動物の飲料水になっています
オアシスとは砂漠の中で、
水が湧いて樹木のはえている緑地のことです
『オアシスが見つかった!』
なんてよく言ったりしますが、
僕たちが見たオアシスは人口のオアシスです
カラッカラの砂漠の中で
動物を保護するためにも国が設置しているそうです
探せばあるのかもしれないですが、
天然のオアシスには巡り合うことはできませんでした
そう甘くはないのでしょうか
このオアシスと繰越金の関係、
非常に似ています
繰越金とはお金のブロックパズルでいえば、
一番右下の部分で翌期に繰り越せるお金のイメージです
引用:超☆ドンブリ経営のすすめ
”お金のブロックパズル”
著者 和仁 達也先生
このブロックパズルのキャッシュフローの
サンプルになっている会社は利益10%の会社です
日本の赤字の会社はいろんな統計がありますが、
6割~7割程度と一般的に言われています
利益率10%の会社は悪くはない会社、
というか優良企業です
そんな優良企業の会社でも税金を支払い、
銀行の返済等をしたあとでは
たった1円しか残らないという例です
入ってきたお金から出ていったお金で
繰越金を作ろうと思うと・・・
それは現実的にはなかなかできません
オアシスと同様に、
意図的に作り出す必要があります
『○○の繰越金が必要なんだ!!
繰越金の意味づけを明確にしましょう
繰越金の意味は、
①万が一のときのためのお金
②将来の設備投資のためのお金
この2つです
当然各会社によって必要な金額はバラバラです
必要な金額が明確になれば、
次は目標に変わります
多くの人は目標の売上はイメージできていても、
その売上から経費や税金を支払っていったあとで
残る繰越金まではイメージができていません
目標の繰越金を決めることは、
目標の利益を決めること
目標の利益を決めることは、
目標の粗利を決めること
目標の粗利を決めることは、
目標の売上高を決めることです
そして目標の売上高が決まれば、
単価×数量×リピート率に分解して考える
目標の売上高でも、
必達目標と挑戦目標の2つを考える
逆残と細分化することで思考を整理し、
行動を実行するヒントがあります
12月末、
来年の売上目標に着手している方も多いでしょう
目標の売上高と一緒に、
目標の繰越金を決めてみてはいかがでしょうか?
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄