2018年12月26日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


年度末に車を購入すれば、 大きな経費になるから節税になるんですよね?

365日ブログ

513日目 

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です

 

 

今年も残りあとわずかになりました

 

 

個人事業主の方や12月決算の会社では

利益調整として消耗品や保険商品等で

利益調整をされた方もいるかもしれませんね

 

 

ところが消耗品をたくさん買ったところで

まとまった金額にはならない・・・

 

 

『年度末に車を購入すれば、

大きな経費になるから節税になるんですよね?』

 

 

そのため自分へのご褒美と

税金対策で車を購入を検討してみる

 

 

こんな方もいるかもしれません

 

 

やっぱり経営者の方は車好きの方は非常に多いですね

 

 

支払ったお金、出て行ったお金が

そのまんま経費になると思っている方は

少なくありません

 

 

間違いではないのですが、

タイミングの差があります

 

 

例えば300万の車を年度末の12月に

新車で購入したとしましょう

 

 

この車は少なからず5年や6年は

一般的には乗りますよね?

 

 

税法では、

こうやって何年も使う資産を

固定資産といいます

 

 

固定資産は一括で経費にできず、

何年かに渡って経費処理をしていくことになります

 

 

これを減価償却費といいます

 

 

例えば、

新車の普通車だと税法では6年間に渡って

経費処理してくださいね、と決まっています

 

 

そして購入して実際に使った日から

経費処理をしていくので・・・

 

 

12月決算の会社であれば、

12月に車を購入したとしても

 

 

300万÷6年÷12ヵ月≒41,666円・・・

 

 

実際はほんのちょっとしか

経費処理できないんですよね

 

※正確な計算よりわかりやすさを重視しています

定額法or定率法、新品or中古などにより

計算結果は変わります

 

 

加えて、

節税をする以上に手元のキャッシュは減ってしまいます

 

現金を増やしたいのか?税金を減らしたいのか?

 

あくまで税金は経済活動の結果です

 

 

業務用に必要なものであれば

積極的な投資は必要です

 

 

年度末といえど税金のために

あれこれこねくり回すのは、

控えたいものですね

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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