2022年2月21日

カテゴリー:

資金繰り


真の利益確定のためにも、納税資金の確保が重要です

365日ブログ 

1,666日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



暗号資産で申告漏れという記事を見ました

暗号資産の所得は計算が難しく、

申告漏れが多い分野です



そういえば少し前にやたら仮想通貨がらみの

税務調査対応の依頼の相談が続いた時がありました



単発での税務調査対応は

弊社ではお引き受けできないのですが、

もしご不安な方は引き受けてくれる

税理士を探したほうが良いでしょう



税務署も徐々に情報を吸い上げる体制が

整ってきているのだと思います



記事を見ていたら、

日本円から暗号資産を購入、

購入した暗号資産から別の暗号資産に

交換した方の事例が掲載されていました



そしてその交換した直後に急激に値下がりをし、

納税資金を用意することができなかったという内容でした



なるほどと思ったのですが、

これは暗号資産特有の問題ですね



暗号資産は暗号資産同士の交換は

利益が確定したタイミングのため、

そこで所得が発生していれば確定申告が必要です



通常だと全て円で取引をしていれば、

利益相応のお金が残っているはずですが、

上記のような暗号資産だと円に戻すタイミングで

急激に値崩れをしている場合もあります



これはかなり怖いことですね



重要なことは、



納税をして初めて真の利益が確定する



ということです



法人も個人の確定申告も、

国や市町村に支払うべき税金を計算します



法人でいえば儲けに関して約30%の税金が課されます



利益が100円だったら、30円の納税が発生します



この30円の納税をしたあとで、

残った70円が自分のお金として

ようやく使えるようになります



納税前はまだ仮の利益確定の状態です



売上や利益を出していくことも大切ですが、

そのあとの納税資金の確保も大切ですね


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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