2022年7月29日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


最初から自計化を目指すな。自計化が成功する場合と失敗する場合

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1,824日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



今日は7月の最終営業日の月末でした



今月も無事終わりほっとしております



弊社の場合来月の8月がかなりの繁忙期です



がんばっていきます



決算を組むためには日頃から

会計データを作成していく必要があります



この会計データを作成するためには大きく2つあり、

自計化アウトソーシングがあります

自計化は自社で会計ソフトを導入して

日頃の会計データを作成していくやり方です



アウトソーシングは例えば我々のような

会計事務所に記帳代行を依頼するやり方です



自計化を中心にお話をすると、

自計化の一般的なメリット・デメリットとしては、



自計化のメリット

→日頃の経営成績を早く把握できる、

意思決定を早くできるようになる



といったメリットがあります



逆に、

自計化のデメリット

→会計や税金のベースの知識が必要、

会計ソフトに慣れる必要がある



といったデメリットがあります



一般的には基本的に会社の規模や取引先の増加につれて、

できるだけ内製化できるような管理体制を作っていくことが多いです



今まで多くの会社を見させていただいて、

この自計化が成功する場合と失敗する場合がはっきり分かれています



最初に失敗する場合を挙げると、

かなり確率が高い場合があります



それは創業したてで、

経営者1人の場合で自計化をする場合です



この場合は本当に失敗する確率が高いです



特に創業直後ではなく、

創業から少し時間が経って

やや忙しくなってきた場合ですね



とにかく経営者が忙しくなってきて

会計まわりに割く時間が無くなってくる場合です



弊社でも、最初は



「自計化を目指す!」



ということで導入のサポートをさせていただいても

忙しくなってきた場合にお手上げということで

結局アウトソーシングに切り替えるという方が多くいました



特に創業時はとにかく売上を上げて安定させる時期です



このような場合には最初から記帳代行を選び、

浮いた時間で売上を上げることが先決です



逆に成功する場合もはっきりしています



それは自計化の担当者を経営者以外の方で最初から置く場合です



最初からパートや従業員の方などに

会計の担当を置く場合には上手くいっている場合が多いです



創業したてですぐに雇う余力がない!



という方ももちろんいらっしゃいますが

そのような場合には親族の方などに手伝ってもらうなどをしています



また昔と違い、

今は会社もどんどん成長をしていく時代では無くなりました



あえて内製化する人員を採用せずに、

最初から継続してアウトソーシングすることも戦略の1つです



会社の状況に応じて設計していきましょう


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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