2022年6月7日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


自己資本比率

365日ブログ 

1,772日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



今日、自己資本比率の話が出ました 



自己資本比率とは、総資産のうち純資産が占める割合です



自己資本とは返済不要ですが、

自己資本の逆の概念の他人資本は返済が必要です



例えば、



現金100円

純資産100円



このような会社は自己資本比率が100%の会社です



次に、



現金100円

借入金50円

純資産50円



このような会社は自己資本比率50%の会社です



前者の会社のお金は、

すべて自社のお金ですから返済する必要はありません



後者の会社のお金は、

半分は他人のお金なので返済する必要があります



一般的には自己資本比率が高ければ健全性が高いと言われています



ところが必ずしも自己資本比率が100%が良いとは限らないのです



例えば前者の会社も後者の会社も、

赤字で現金100円が消えてしまったとします



倒産は手元資金が無くなったときに起こるため、

すぐに資金調達が必要です



前者の会社は今まで無借金経営だったので、

銀行とのお付き合いもしてこなかったため

すぐに資金調達を行うことはできません



一方で後者の会社は銀行とのお付き合いも

今までありましたから資金調達もすぐに

行うことができる可能性があります


一般的には自己資本比率の目安は20%~30%程度と言われいますが、

やはり自社の状況によって適正値の目安も変わってきます



何事もバランスが大切ですね



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

  • 【無料診断】ドンブリ経営レベル5段階
  • 【無料メール講座】7日で学ぶ!ドンブリ経営から脱却するための最初の一手
  • 【1on1個別セッション】会社の経営数字について学ぶ!

月別記事

MONTH