2019年7月3日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


外注費 vs 給料。安易に外注費で処理をしていませんか?

365日ブログ

702日目

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です

 

 

お客様からよく質問ある質問で、

外注費給料の区分があります

 

 

先日お客様から、

 

「給料ではなく外注費で処理をしたいんです

 

というご相談を受けましたが、

ここは税務上でも典型的な話ですし、

税務署調査官の目がキラリと光る部分でもあります

 

 

形式的な違いであれば、

外注費とは、

契約上はいわゆる

業務委託契約請負契約です

 

 

一方で給料は、

雇用契約です

 

 

ここで1つ問題です

 

 

経営上は、

外注費と給料、

どちらで処理をしたほうが

お得になるのでしょうか?

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

答えは外注費がお得になります

 

 

なぜかというと、

外注費で処理をすれば

税金的には消費税を納める税金が減るし、

会社負担が発生する社会保険料

納める必要がなくなります

 

 

お得になるのであれば・・・

 

 

「雇用じゃなくて、

全部外注で処理しちゃえばいいじゃん(^^♪」

 

 

と経営者の心理になります

 

 

そうすると・・・

 

 

当然税務署の目もキラリと光りますw

 

 

本来外注費ではないものまで

外注費にされてしまうと、

税金も減ってしまうからですね

 

 

だから税務署側の心理

おさえておくことが重要です

 

 

例えば、

経営者が上のメリットを受け取るために

業務委託契約をAさんと結んだとします

 

 

会社がAさんに支払う報酬は

毎月固定の30万円

 

 

Aさんにヒアリングしたところ、

Aさんは事業としてこの会社からの

収入はまったくない

 

 

Aさんは会社からの指示・監督下にあり、

万が一トラブルが発生したとしても

その責任は会社に帰属する

 

 

このような形だと、

形式的に外注として処理しているだけで

実質的には給料でしょという見方をしてきます

 

 

給料ではなく外注で処理したほうが

会社的には金銭的に有利に働きますが、

安易に処理をするのは非常に危険なんですね

 

 

とはいえ、

この線引きは明確にスパッと引けるものではなく、

判断に迷う部部分があります

 

 

まずは実態を把握する

そして実態に合った形式を整えておく

 

 

もし外注費で進めたいけど

ご不安な場合は取引を開始する前に

専門家に相談をしましょう

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

畑中 外茂栄

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